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偏狂AVISPA!  2006年9月16日(土)J-1 23節
アビスパ福岡(1−3)横浜マリノス

今日はBSにて全国に放送されているアビスパです。
台風13号の影響からか、雨が降っているようだ。
空席が少しはあるようだが、それでも1万人は超えている様子。
ヘタレ応援団の管理人はテレビ観戦で横着しているが、残留を願うハカタっ子たちが多数ハカタの森に集まっている。
しかも、残留のカードをかざしながらの試合前だ。
練習時間からずっとこんな感じだったかどうかは分からないが、選手には観衆の思いが伝わったことであろう。
カントクとフロントにも上手く伝わればよいが・・・。

アビスパ福岡(監督:川勝良一)
GK:1水谷雄一
DF:21山形辰徳→(前33)34飯尾一慶、4金古聖司、23柳楽智和、3アレックス
MF:22中村北斗、8ホベルト(C)、13佐伯直哉、9薮田光教→(後始)14古賀誠史
FW:6布部陽功→(後20)19バロン、26城後寿

横浜マリノス(監督:ミズヌマ)
GK:21榎本哲也 DF:3松田直樹、22中澤佑二、那須大亮
MF:7田中隼磨、35河合竜二、6上野良治、5ドゥトラ
   10山瀬功治、14奥大介→(前35)11坂田大輔→(後45)15大島秀夫
FW:9久保竜彦→(後30)17吉田孝行 試合開始は19時。
前回とは違い、今日は放送も定刻通りに始まった。

先発はこないだの大分戦とまったく同じ。
懲りないカントクである。

ヌノベは良しとしても、ヤブタを左サイドに置く限りはアレックスの個性も殺してしまうというメチャクチャな布陣にも負けずにマリノスゴールに迫るアビスパイレブンであった。
選手はハカタっ子の熱い思いを理解しているようだ。

しかし、先取点はマリノス。
アビスパが押し込んでいた時間帯であったが、マリノスにボールが渡った後の中盤から縦パスが出る。
センターサークルの左くらいの位置から山瀬かな。
Pエリアにかかるかかからないかの位置でドラゴンがボールを受けて左前にボールを押し出す。
ワントラップ気味のどりぶり突進で左に流れるが、ここから突然のシュート。
数年前のドラゴンであれば、「ズドン!」と強いシュートしかなかったのに、素晴らしいチップキックでループシュートを放った。 トップスピード気味で、しかも体勢が左向きから腰を大きく右にひねってのチップキックである。
よほど腰とヒザに力が無ければできないスゴイプレーだ。
星飛雄馬の大リーグボール3号を思い出すとわかり易い。
しかも、その大リーグボールをトップスピードから急激に止まった後に投げたというよんでもないプレーである。

名手ミズタニは頭越しのシュートに反応して体を投げ出すが、残念ながらネットは揺れていた。
これは仕方が無い。
相手のゴールであるが、拍手モノの銭になるプレーである。

問題はココからだ。

正確には、この1点ビハインドから10分後のドラゴン退場ゲキからである。

前半26分ドラゴンがボールの無いところでいらん事をしてイッパツ
11人対10人、しかも相手の点取り屋が退場である。
ココからわずか2、3分後に選手交代。
先に動いたのはカワカツである・・・。

右DFタツノリを下げてFW投入。
試合時間は前半だけでも15分は残っているという、なんぼでも先は長いという時間帯である。
1点のビハインドではあるが、相手のエースがいないという数的ハンディーがあれば、なんもあせることは無かろう。
突然バタバタとするなんて、勝負事とかケンカする時に足元を見られてはいかん。

ミズヌマはカワカツの手の内を見た後に、おもむろに選手交代。
しかもまた傭兵起用。
走力あるタツノリ不在のDFラインを見て、ツーシャドウの一角オクを下げて縦への突破力があるサカタ投入!
守備ラインに死角無し、しかも逆襲速攻パターンを明確に打ち出しており、1人ビハインドのハンディーを克服するミズヌマ・マリノスである。 完全にムコウのペースだ。

前半そのまま終了。
攻めるが決定的な場面まではいかないアビスパであった。

後半から傭兵ヤブタをコガ弟に交代。
独特の左足から繰り出すリズムから、アレックスが生き、さらに右からのナカムラホクトも生きてきた。
押し込んだだけの前半とは違い、マリノスDFがあわて始める。

が、
あえて泥沼に足を踏み込むカワカツ・アビスパだった。

傭兵の中でも、ただ一人奮戦をしてくれていたヌノベを下げる。
「点取り屋」と大きく「見だし付き」で連れてきた傭兵バロン投入。
「見だし付き」は「乱しすぎ」に変わる。

バロン投入後すぐの時間にサカタのスパーなプレーで追加点がマリノスに。
カウンターからのサカタの突破にナギラが振り切られて、角度の無いところからものすごいシュートがアビスパ・ゴールに飛び込んだ。
ナギラが悪いということではない。
サカタのスピードが勝りすぎたのだ。
マーカー役がタツノリか、もしくはナカムラホクトであれば・・・。

ことごとく選手起用が裏目に出るアビスパだ。
悔やむよカワカツサン。

2点のビハインドからは、更に攻めるしかないアビスパだけに、3点目は仕方が無い。
くれた1点はマリノスのご愛嬌である。

圧倒的に攻め込んだアビスパ。
4シュートで3点を決めたマリノス。
選手の決定力にももちろん差があったわけだが、それよりもゲームプランに問題があろう。

カワカツに代わってから、自慢のDF力は崩壊する上に勝点の上積みはできていない。
最下位転落である。
追われた監督が行った先の神戸は、いつの間にかJ-2でトップに立った。


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