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偏狂Man-U!2007年2月24日(土)プレミアリーグ24週
フルハムFC(1−2)Man-United
先日のレディングは1871年の創部だったが、今日のフラムは1879年という。
ホームはクレイブンコテイジ(CRAVEN COTTAGE)という、200年前は地元有力者(貴族かな?)の別荘だったという。それを改修(改造かな?)してスタジアムにしていたが、収容に人数が少なかったことと老朽化が原因で、一時は取り壊しを検討されていたらしい。
Van der Sarやイナモトが所属していた時期はロフタス・ロードというところをホームにしていたはずだが、テムズ川の地元住民の強い要請で見事に復活したという。
テレビの画面では、タッチライン沿いのメインスタンド(バックスタンド)は昔の面影を残したまま(イスの数では縦に20列ぐらいしかない)で、両ゴール裏席が現代風に高い位置(見た目では縦に100席??)せり上がっている。
おかげで収容人数は20000人を超えるくらいらしい。
サイズはハカタも森クラスで、ピッチ沿いは昔の平和台競技場の芝生席にイスを並べて屋根をつけ、ゴール裏(余談であるが、今のハカタの森はどうにかセロよ!)をカシマスタジアム風にしたような感じであろう。

日本時間で土曜日の午後9時45分キックオフ、現地では土曜日のお昼時というところか。

フルハムFC(監督:クリス・コールマン)
GK:12ラストゥフカ
DF:2フォルツ、3ボコネグラ、5クリスタンヴァル、7ローズナイアー
MF:8ミカエル・ブラウン(C)
   13ラジンスキ、14ディオップ→(後26)23デンプシー、37スメルティン、25デイヴィス
FW:20マクブライド→(後35)9ヘルグソン

Man-United(監督::未だ Sir alex Ferguson)
GK:1Van der Sar
DF:6 Wes Brown、5 Rio Ferdinand、15 Nemanja Vidic→(後14)22John O'Shea、3 Patrice Evra→(後22)27 Mikael Silvestre
MF:7 Cristiano Ronaldo、16 Michael Carrick→(後22)9Louis Saha、18 Paul Scholes、11 Ryan Giggs(C)
FW:17Henrik Larsson 、8Wayne Rooney

フルハムは4-1-4-1。
重要なボランチの「1」にキャプテンマークをつけた選手がいる。
キャプテンらしいキャプテンをチームの中心にすえているということでしょうか。
成績はココまで14位、最近では6試合連続「ドロー」という、まるで昨年のアビスパのような勝ちきれないチームご事情の様子。

Man-Uとしては、レディング戦では1−1と勝点「3」を積み増すことができなかっただけに、今日は勝ちを意識したい。
しかし、Nevvileがお休み。
相手のキャプテンと同じ名前の6番の効果的な攻め上がりが、果たして・・・。

早々からフルハム攻勢。
ファーストシュート、セカンドシュート、特に右側からの攻めが多い。
6番ではなく3番を狙われているのか。

流れを代えようとC.Ronaldoが単独ドリブルからシュートを放つ。
わずかに逆サイドのポストをかすめていった。

15分過ぎ、キャプテンからMan-Uの両CB(Rio、Vidic)の位置に微妙な放物線が入る。
誰かがつぶれ役をして右に流れたところにワントップの20番が詰める。Divicのカバーリング空しくマタヌキシュート、ゴールの中に戻ったRioを尻目に、ボールは逆サイドのポストを経由してネットを揺らした。
低迷していたはずのフルハムが先制!
話が違う・・。

しかしMan-Uも30分、同点に追いつく。
相手中盤がもたもたしたところに中盤に位置していたGiggsが誰からんでボールを本来Giggsがいるはずの左サイドへ。そこにはRooneyが位置しておりドリブル開始。ひとつ切り返して右足で逆サイドまでボールを送ると、ゴール正面に侵入してきたLarssonとC.Ronaldoの向こう側から、中央に位置していたはずのGiggsが外側から走りこんできて技ありの左ボレー!
本来両サイドに分かれるはずの2人(C.RonaldoとGiggs)がツートップ気味に時間差で飛び込んでくるのだから、相手のマークとしてもチェックが難しかったのであろう。

前半を終わって1−1。
優勝を目指しているMan-Uとしては満足いくスコアではない。
しかし決定機は相手の方が上回っていただけに、良く凌いだ感じという感じで後半に臨める。

後半も中盤はフルハムが支配。
8番を中心に全員の運動量が豊富なんでしょうか。ルーズボール気味の取り合いではフルハムの選手がよくからんでおり、丁寧につないでMan-Uゴールを襲う。
Van der Sarやゴールのバーなどの活躍がなければ、後半だけで3点は失っていたはずだ。
ファー爺もさすがにこのままではまずいと考えた様子。
まずはVidicをO'Sheaに代えて、右サイドの攻めに効果がないBrownをRioと組ませてCBに。O'Sheaを右サイドの香車役に据える。
それでも押し込まれが続いていたので、EvraをSilvestre、CarrickをSaha。
Evraの交代はよくわからんが、Rooneyで中盤を厚くして、LarssonのこぼれをSahaに決めてもらおうと考えたのでしょうか。

それでもフルハムの攻勢は続いていた。

元英雄コールマンは、虎の子の1点をもぎ取った20番を交代させる。当然ながらスタジアムはスタンディングオベイションである。
Man-Uを相手に引分の勝点「1」は、けっして悪い結果ではないはずのフルハムだ。

25番のシュートがわずかに外れた残り時間3分。
ゴールキックが左に出され、そこからショートパスで左サイドに位置するC.Ronaldoにボールが渡る。
ドリブラーの本能が目覚めた。
C.Ronaldoがドリブルを開始。
瞬時に15ヤードほど前に進んでまずは一人交わすとすでにPエリアが視野に入る。
相手が4、5人群がってくるがかまわない。
黒い選手を少しだけ交わして強引にシュートを放つと、その選手の足に少しだけリフレクションしてボールは逆サイドに転がって行った。

フルハムとすれば、攻めに攻めていた後に、一瞬の隙が生じた瞬間だったんでしょうね。

大喜びのMan-Uイレブンとファー爺である。

残念な結果に終わったフルハムであるが、スタジアムからは健闘をたたえる暖かい拍手が送られていた。

偏狂ManU!