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偏狂W杯!2006年7月6日(木) 準決勝-2
ポルトガル(0−1)フランス

フェリポンが率いるポルトガルはシタタカに強い。
しかし、「ジダーンの伝説を作るために」のようにまとまりのあるフランスは結束された強さがある。

ポルトガル(監督:フェリポン・スコラリ)
GK:1 リカルド
DF:13 ミゲル→(16)2 パウロ・フェレイラ、5 メイラ、16 リカルド・カルバーリョ、14 ヌーノ・バレンテ
MF:6 コスティーニャ→(29)23 ポスティガ、18 マニシェ、20 デコ 先発
FW:7 Figo(C)、 9 パウレタ→(後24)11 シモン、17 C.ロナウド

フランス(監督:ドメネク)
GK:16 バルテズ
DF:19 サニョル、15 テュラム、5 ギャラス、3 アビダル
MF:4 ビエラ、6 マケレレ 先発   22 リベリー→(後26)9 ゴブ、10 ジダン(C)、7 マルダ→(後23)11 ヴィルトール
FW:12 アンリ→(後24)14 ルイ・サハ

AOLアレナは、歓声だけ聞くとポルトガル:フランス=3:7くらいでしょうか。

キックオフはフランス、早々に最後尾からチュラムの縦パスがアンリの裏に飛び出していくマルダまで渡りファーストシュートまで行く。
フランスは燃えている。

ポルトガルも負けてはいない。
が、C.ロナウドにボールが渡るたびに大ブーイングである。相変わらず敵の多い男であるが、それだけ一目を置かれている証明でもある。

どちらかと言えば、ボール・ポゼッションはフランスが少しだけ上回っていたようだが、なんせゴール前まで行ったのは最初だけ。
ポルトガルもゴール前まではいけないが、C.ロナウドやらマニシェがミドルシュートを放つ分だけ手数が勝った。
どちらにせよ、「慎重」なのか「臆病」なのか、昨日のドイツ・イタリアみたいなスリリングな感じは無かった。

明暗を分けたのは「PK」。
「主審」とは書かないでおきましょう。

たしかに技ありのアンリのボールの受け方であり、決めたジダーンもたいしたものです。

それ以外のジダーンは、ブラジル戦ほどの「キレ」は無く、フランスの攻撃にスパイスを利かす事が出来ませんでした。
しかしフランスは中盤が強い。
例の、「本気の」ヴィエイラと「職人」マケレレの調子がすこぶる良いのがチームに安定感をもたらしている。 対するポルトガルは・・・。 時折のC.ロナウドの縦への突破以外は、マニシェのミドルシュートくらいしかなかった。
Figoが中盤の後ろでドリブルをしても意味は無い。
右サイドのミゲルもオランダ戦からすれば半分以下くらいの出来だったんじゃあないでしょうか。

個のドリブルの複合性がポルトガルの魅力であるはずが、C.ロナウド以外それが無かったことが最後まで響いたようです。
しかも、不調CFパウレタを下げてからさらにひどくなる。
トップにC.ロナウドを置いちゃうと、彼の魅力であるドリブルが封印されてしまう。
彼のドリブルは大きく抜け出すものであり、混戦の中からスタートダッシュすることは稀である。

必然的に追い込まれた時のオランダの如く、ただ単にボールを放り込むことしか出来なくなる。

フランスは結束力でファイナルまで来た。

大会関係者は、大番頭「adidas」が残ってくれたことに安堵している。

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