会場案内

 ホームスタジアム

 独り言ブログ

 偏狂アビスパ!

 偏狂Man-U!

 偏狂観戦記

 偏狂迷場面

 管理人選手票

 連絡先

偏狂Man-U!2006年9月14日(木) CLグループリーグ初戦
Man-U(3−2)セルティック
筆者の予想は「当らない」のが常である。
その「当らない」という予想が「当らない」となると・・・。
話しがややこしくなった。

昨日の筆者の勝手な思惑は、
「シュンスケがFKで1点を決めて、試合はMan-Uが勝つ」
というものであった。

Man-U(監督::未だファーガソン)
GK:1ファン・デル・サール
DF:1G.ネヴィル(C)、5リオ・ファーディナンド、6ウェズ・ブラウン、27ミカエル・シルヴェストル
MF:24ダレン・フレッチャー、16マイケル・キャリック、18P.スコールズ→(後35)22ジョン・オシェイ、11R.Giggs→(前32)20スルシャール
FW:9ルイ・サハ★★、8Rooney→(後41)23リチャードソン

セルティック(監督:ストラガン)
GK:1ボルツ
DF:12ウィルソン→(後6)2テルファー、5コールドウェル、44マクマナス、3ナイラー
MF: 18レノン(C)、16グラーヴェセン
25シュンスケ、46マクギーディ→(後24)29マロニィー、20ヤロシィク→(後24)9ミラー
FW:10ファネホール

セルティックは愛すべきハートソンがいない。

Man-Uを見回すと、Rooneyが戻ってきたがC.ロナウドが出場停止、朴智星は足首損傷でクリスマスくらいまで休みらしい。
考えようによっては好調サハのリズムを狂わせるC.ロナウドの欠場はプラスになるのかもしれない。
あとはスコールズが復帰した事でGiggsがさらにパワーアップしてくれるかもしれない。
そんなことを思いながら試合は始まった。

「イングランド・プレミアリーグとスコットランド・プレミアリーグの差はJ-1とJ-2ほどの差がある。」とでも言いたげな解説者の言葉では有るが・・・。

開始早々からたしかにMan-Uの方がゴール前まで迫っている。
ファーストシュートはサハ。
好調なだけに無理なく自然にシュート態勢までいけるのであろう。

序盤こそMan-Uが圧倒していた感があったが、ひとつのプレーが流れを変えた。
リオである。
この男、やる気を出せばスゴイ選手であると何度も誉めた事があるのだが・・・。
バイタルエリア(Pエリア中央のすぐ外)という危険な位置での浮き球の処理に、腕に自身のある(足に自信か?)リオは、ヘッドで簡単にクリアをすれば良いものを胸でトラップしてマイボールにしようとした。
そこを何番かの選手に寄られてコーナーキックを取られてしまう。
シンプルに、リスクを犯さず、そういう基本を忘れては、神様は味方しなくなるものである。

案の定先取点はセルティックであった。

前半20分、GKから大きく蹴り上げられたパントキック前線まで飛ぶ。
ボールの落下地点にいるのはリオ。
CBはリスクを犯してはならない。
ここでも自信家リオはボールを支配しようとする。
そこに絡むのが10番だった。
舎弟ブラウンはリオと並行した位置にいたので、リオが裏を取られて追っかけるのも並行しているので役には立たなかった。

ニッポンの選手であれば決めきれない持ち込みドリブルでのシュートであるが、外国のフォワードはキッチリと仕事をこなす。

解説者が言うところの格下であるはずのセルティック先制!
解説者の立場は無い。

ココまでボールポゼッションもMan-U:セルティック=48:52。
いつの間にかゲームそのものも支配されていたのであった。

しかし、ココからのMan-Uの圧力は相当なものがあった。
ココからの25分間は、幾度見直しても飽きないのではないか、と思うくらい迫力があった。

グラヴェセンだろうか、
中盤でセルティックの選手がボールを奪われた後に、Man-Uの誰かを経由してスコールズにボールが渡る。
数年来の戦友Giggsが走る。
走る先にボールが渡り、GiggsはトップスピードでGKに絡んで行った。

PKゲット。
セルティックには気の毒な判定にも見えたが、ココはオールド・トラッフォードである。

PKキッカーはなんとサハ!
好調さをチーム全体が認めているのであろう。

一時期口数が少なくなっていた解説者は、したり顔でモノを言い出す。
※したり顔はあくまでも筆者の予想である。

解説者もMan-Uも押せ押せムードであるが、「好事魔多し」である。
Giggsがびっこを引きながらピッチを後にする。
先ほどGKと絡んだ事が原因か?
わからないがスルシャールの登場である。
復活のベビーフェイス(プレーぶりはけっして綺麗ではない)登場にオールド・トラッフォードは沸く。

またまたサハ!
フレッチャーが中央から光速パスを右サイドにワイドに渡す。
ネヴィル兄ちゃんお得意のセンタリングでさらにワイドにボールが動く。
これだけ大きくボールを動かされると、相手のチームはたまらないでしょうね。

Man-U逆転!

解説者はノリノリである。
ところが、簡単には解説者の思惑通りにはコトは進まない。
シュンスケである。

前半終了間際。
バイタルエリアで反則。
リオを崇拝するウェズ・ブラウンであった。
舎弟はアニキの真似をしたがるのである。
簡単にはたけば良いのに、安易なファールに逃げた。
Pエリアから5ヤードほど離れた絶好の位置からのFKである。
いち早くボールに寄ったシュンスケは、「絶対に俺が蹴る!」とばかりに仁王立ち。
さすがにFKだけは世界でも5本の指に入る男である。
名手ファン・デルサールが一歩も動けずにネットは揺れていた。

2−2同点。
試合は面白くなった。
もっと解説者のトーンを聞きたかったが、あえなく前半終了でハーフタイムに入る。
残念ながらCMタイムである。

後半早々スルシャールが逆転!

この後40分ほどはさほどエキサイティングな場面は無かった。

さて、Rooneyはどうしてたんだろう。
あっちでブツクサ、こっちで両手を広げて、と一つ一つの判定に体で解説をしている。
いかんなあ・・。
筆者はこの男には期待をしている。
若竹の如く、素直に大きく、まっすぐに育ってもらいたいものだ。
例えは不謹慎かもしれないが、この男のお印として「高野槇」を送ってあげたいものである。

偏狂ManU!