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偏狂AVISPA!  2006年10月07日(土)J-1 26節
アビスパ福岡(2−1)鹿島アントラーズ

前節再び最下位に落ちてしまったアビスパだった。
管理人は、再びの最下位を株式市場風に「2度目の底割れは下離れ(暴落)必至」と予言した。
予想ではなく予言という強い言葉を使うほどに確信めいてあきらめの心境でもあった。

せっかくの生放送を見ることができなかったのも、神様のお仕置きかもしれません。

管理人は通常土曜日は休みの仕事であるが、コノ日は業務が入っていた。
しかも、腰を痛めてしまう・・・。

ということで、以下は試合翌日の19時からの再放送の記録である。

アビスパ福岡(監督:川勝良一)
GK:1水谷雄一
DF:15吉村光示、2宮本亨、17川島真也、21山形辰則
MF:10久藤清一、8ホベルト(C)→(後23)26城後寿、22中村北斗、14古賀誠史→(後37)田中佑昌
FW:6布部陽功、34飯尾一慶→(後18)9薮田光教

鹿島アントラーズ
GK:21曽ケ端準
DF:20内田篤人、3岩政大樹、24青木剛、7新井場徹→(後26)11深井正樹
MF:25野沢拓也、16フェルナンド、26増田誓志→(後31)19田代有三、ファビオ・サントス
FW:9アレックス・ミネイロ、13柳沢敦

DFラインを一新していたアビスパだった。
チヨとカネコが負傷、アレックスが出場停止。一新していたというよりも、手駒でやりくりをした結果だ。
それでもチョイスしたのはカントクであろうから、色々指摘をしてきた手前、深く陳謝と脱帽をしなくてはならない管理人である。
それとボランチのナカムラホクト復帰だ。
中盤を制されて、右に左にサイドを崩されてしまった前節までのボロボロ状態をようやく反省してくれていた。
チームの心臓部に最も信頼を置ける人間を配しなくてはならない。
ホベルトの相方にナカムラホクト。
8番を背負うホベルトよりも、さらに8番が似合っているのではないかともいえる男の起用だ。
そして左サイドの組み方である。
アレックス不在の為に、誰をコガ弟の相方にするのか。
選んだのは左SBにヤマガタ弟の起用だ。
時折右SBで起用していたヤマガタ弟だったが、コノ日は右にヨシムラを配し、あえて左にヤマガタ弟を起用したカントクだ。
やはり同門(ヒガシ同窓生)の絆は深くて強いようだ。
この左のラインが天敵アントラーズを苦しめた。

開始早々からやはりアントラーズである。
ゆっくりと、しかも自信に満ちたボール回しでアビスパゴールを囲い込んでいた。
しかし、この日のアビスパはアグレッシブだった。
イイオ、コガ弟が立て続けにオフサイドを取られる。
これは、今までのアビスパとは違うのではないか、という意識と混乱をアントラーズに与える。
コガ弟のCK。
ホベルトがファールを取られる。
これはこの日の主審M氏の誤審の始まりであったが、アビスパ・イレブンは飄々と試合を続ける。
いつもなら必要以上に熱くなり、「弱い犬ほど良く吼える!」状態の弱いはずのスピッツ・アビスパではないことをアントラーズDF陣に植えつけた。
センターサークルの右くらいでイイオがイワマサからファールを得る。
そのリスタートを蹴るのがクドウ。
誰もが鬼門と思っていた(勝手に管理人だけが思っているのかもしれないが・・)、あのクドウが大きく左サイドにボールを送ったことで、さらにアントラーズの守備陣の心理的動揺を誘う。
受けたコガ弟は果敢に勝負に挑んでから中央に速いグラウンダーを送る。
まるで前回のシミズの攻撃だ。
速いグラウンダーにオッカケッコ状態でイイオが飛び込むと、ボールははじけるようにアントラーズのネットに飛び込んでいった。

なんと、アビスパ先制!

先制直後にアントラーズがFKのチャーンス!
壁に当たってミズタニがキャッチ。

いつもならココからほころぶアビスパDF陣であるが、逆にアビスパが攻めにかかる。

先制点の起点となったクドウが、
あのクドウ選手が立て続けにシュートを放つ。
ココまで酷評してきた管理人は、完全に脱帽状態、陳謝陳謝だ。

15分、右SBヨシムラが大きく縦パス、反応したのは今度もクドウ!
そこにからんだイイオがDFをすり抜けるようにして前を向いてからアーリークロス。これも速度のあるボールであった為に、逆サイドから走りこんできたヌノベが高さのあるアントラーズのDFに難なく競り勝ってヘッド!

なんと、なんと、!
アビスパ2点先取!

先ほどと同じ様に直後にFKのチャンスがアントラーズに。
さっきはフェルナンドで失敗したので、今度はノザワ・・・。
左足で放たれたシュートは、今度は壁を越える。
が、今度はバーが防いでくれた。
壁、バー、と連続してアントラーズのFKが・・・。

カミサマ・・・・。

だが、ココまでは神様のおかげであるが、ココからは明らかにコノ日のアビスパ・イレブンの奮闘である。
ポゼッションは明らかにアントラーズであるが、Pエリア内への侵入を簡単に許さないボランチ2枚に、クドウとヌノベが献身的に中盤を手伝っていたことが大きかった。
明らかに、「中盤を制した方が勝ち!」を実践できていたアビスパである。

前半0−0。
上出来である。

後半のキックオフはアントラーズ。
明らかにハーフタイムにカントクのゲキが飛んだ模様。
本気モードがアリアリだ。

早々にガイジンのヒールパスにノザワがからむ。
2−1。
やばいフンイキ。

しかし、前半から危険なニオイを放っていたノザワに、ナカムラホクトが擦り寄っていく。
タシロ、フカイと次々にカードを切るガイコクジンカントクである。
そして最大のピンチが・・。
ヤナギサワが左からドリブル開始、右に振られてほぼ正面からシュートが放たれる。
放ったのはまたまたガイコクジンだったであろうか。
守護神ミズタニも完璧に射抜かれていたが、ゴールの中に2番がいた。
前節の4点目、
あのオウンゴールを喫したミヤモトトオル23歳がいた。

その後も蜂の巣状態で攻められながらも、微妙にシュートまではいかせないしぶとさがあった。

ロスタイムは3分。
長い。
ココまでも不安定な判定を続けていた主審のM氏であったが、最後の最後も変な笛の吹き方で試合を終える。
おかげで少しだけ水を注された感じで試合が終わった。

しかし、結果は結果だ。
ハカタの森に至福の瞬間が訪れていた。

勝因。
1、、ナカムラホクトのボランチ起用。
2、コガ弟の相方にヤマガタ弟を起用。
3、これは以前から指摘をしていたが、ヌノベの存在。
4、管理人はザンゲ状態であるが、明らかにクドウ選手の存在が光っていた。

とにかく、
中盤のチェックを速く、
簡単にゴール前まではボールをやらない、
香車と桂馬を上手く使ったサイド攻撃。

そういえばJ-2時代もリーグ終盤での破竹の連勝があった。
信じてみたい。

偏狂AVISPA!