偏狂AVISPA! 2006年4月23日(日)J-1 9節
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アビスパ福岡(3−0)アルビレックス新潟
甲府、名古屋と連続して○を重ねて来たアルビを相手に、今日のハカタの森は燃えているはずだ。
が、テレビ桟敷上ではスタジアムには空席が目立っている。それでも1万人は入っているであろう。
アビスパ福岡(監督:松田浩)
GK:1水谷雄一
DF:22中村北斗、4金古聖司→(後35)19長野聡、5千代反田充、3アレックス★
MF:9薮田光教、8ホベルト(C)、26城後寿、10久藤清一■→(後19)14古賀誠史
FW:36グラウシオ★、27田中佑昌→(後30)15宮本亨
アルビレックス新潟(監督:鈴木淳)
GK:21野沢洋輔
DF:2三田光、19海本慶治(C)、26中野洋司■、5梅山修→(後29)岡山哲也
MF:16寺川能人、8シルビーニョ、32田中亜土夢→(後38)六車拓也
FW:11矢野貴章、14中原貴之■→(後18)9ファビーニョ
セレッソ戦では獅子奮迅の働きをしていたナガノはベンチからのスタート。カネコとチヨというヒガシコンビの話題性を優先したようである。
その割にはケガから復帰のコガ弟もベンチだ。ヤブタ、クドウという子飼いを優先しているのも監督の思惑であろう。
ワントップでは相手ゴールまでも迫る事が出来ないことを体験して、今日はグラウシオとタナカユースケのツートップを選んだのも監督である。
このまま結果が出なければ、17位や18位のチームのように監督人事も大いに話題となるであろう。
それだけに、チームも背水の陣であるが、監督さんも大変である。
さて、アルビである。
ガイコクジンはシルビーニョ一人だ。連勝はしているが、けっして裕福なクラブではないであろうからやりくりも大変なようですね。
キックオフはアビスパ。
アビスパの長所はえぐるような攻撃にあったのであるが、監督が連れてきた9番と10番は中野プレーヤーになっている。かつてアビスパに居た時の10番は、タッチライン沿いを一直線に駆け上がる迫力ある破壊力があったようにも私の記憶にはあるのだが、見る影も無い。
アビスパの短いパス回しに比べて、アルビのパスは距離にして3倍はあろうかと感じる。
グラウンダーのミドルパスが、サイドからサイドに回されると、徐々にアビスパの中盤が薄くなっていくような感じです。
2トップの一人は18歳という。
これにスズキシンからの早いセンタリングが送られると、どうにかシュートまでは打たせないヒガシコンビであるが、CKが増えていく。
アビスパサポーター側でのピッチサイドで挑戦的なCKが続く。
凌いでいくと流れが変わるのもサッカーである。
右サイドのナカムラホクトが走る!
走って放り込み!
センタリング的な深い位置まではさすがに行けないが、Beckhamが好む位置からのアーリークロスが2度3度と繰り返される。
しかも、彼のアーリークロスには速さがある。
前半の残り時間が10分くらいの時に、そのナカムラホクトが再び走った。
今度はPエリアすぐ外まで突っかけていきグラウンダー気味の横パスであった。
それまでカイモトにピタリと体を寄せられていたグラウシオであったが、ナカムラホクトが挑戦的に突っ込んでくる以上はあっちにも体を寄せて行かなくてはならない。
そこに速いボールが向かってきたものであるから、さすがのカイモトも空振り的に痛恨のファンブル!
後ろにこぼれたボールを見逃さなかったグラウシオは、ボールを持ち直すような不自然な体勢ではあったが、上手くボールをネットに転がした。
アビスパ待望の先取点である。
ハーフタイムまでのほんのわずかな時間が、ものすご長く感じられたのはワタシだけではなかったことであろう。
とにかく前半は1点リードで凌いだ。
後半早々に大チャーンス到来。
だったが、タナカユースケはGKとワンonワンになりながらもシュートはポスト横を転がっていく・・。
悪い流れが来なければいいが・・。
スズキジュン監督が先に動いた。
18歳のFWを代えてガイコクジン2を投入。
お互いの8番対決も見応えがあったが、これにもう一枚加わるとやばいんじゃないか。
さすがにコッチの監督もすぐに反応。
連れてきた10番を諦めて先輩格ヒガシにあたるコガ弟を起用。
回数的には少なかったが、コガ弟からの独特のボールが逆サイドまで送られるとアルビDF陣に混乱を招く。
彼のボールはナカムラホクトの直線的なボールとは違い、スピードもさらに速い上にいやらしい「弧」を描く。
アレックス一人では左からの攻撃が少なかったが、ココから両サイドの攻撃が始まるアビスパであった。
「追撃進軍ラッパ」が鳴らされたアビスパであったが、さらにカードを切るマツダ監督である。
しかし、ワタシは不満だ。
タナカユースケの交代に選んだのはミヤモトトオルである。
これは良い。
ミヤモトを左サイドDFに置く布陣に疑問を感じている。
アレックス+コガ弟で化学反応が起きた左サイドであるのに、触媒のみを残して本体を前線にコンバート。
もちろん、グラウシオ+アレックスも考え方としては良いのであろうが、折角の左サイドが機能しなくなった。
ココから20分はアルビも猛攻。
ただ、ナカムラホクトがしつこく9番に絡んだので、ホベルトは8番だけの対応でよかった。
しかもコッチには守護神ミズタニがいる。
さらに、今日のアルビにはツキも無かった。
大きな声では言えないが、「審判のおかげ」でもあった。
ロスタイムにグラウシオからアレックスにボールが渡り、利き足ではない右足のシュートで追加点まで奪う事が出来た。
おっ、
監督の采配は微妙にハマッタのかな?!
またまた管理人脱帽・・・。
なんにせよ今シーズン初○である。
ココまでの戦績は、勝1・分5・負3である。
得失点差は「-2」。
ナビスコ杯のレッズ戦のあと、カシマ(A)・フロンタ(H)・サンフレ(A)とどんたくシリーズである。
アビスパと管理人のボルテージは上がる。
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