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偏狂AVISPA!2005年7月18日(月) J-2 22節
アビスパ福岡(3−2)サガン鳥栖

管理人の日曜日の就寝は世間よりも早いそうだ。代表など試合が無ければ、「サザエさん」が終わるとジキにヤスム生活が長い。
22節サガン戦の録画放送が本日未明00:00からだったので、体が自然に目が覚めてしまう。

2位争い団子レースから抜け出す、22節というと長いワンシーズンのちょうど折り返しの大事な節目である、第2クールの最終日である、「サガン戦」である。
いろいろ理由をつけてはいるが、所詮は「勝ったから見る!」というワガママな管理人である。

アビスパ福岡(監督:松田浩)
GK:1水谷雄一
DF:22中村北斗、15宮本亨、5千代反田充、3アレックス
MF:7宮崎光平→(後10)24太田恵介→(後36)4川島真也、6松下裕樹→(後21)14古賀誠史、8ホベルト(C)、10山形恭平
FW:18有光亮太、27田中佑昌

サガン鳥栖(監督:松本育夫)
GK:14 シュナイダー潤之介
DF:4 一柳夢吾、18 八田康介、28 飯尾和也、31 高地系治
MF:5 ビジュ、6 村主博正、10 宮原裕司→(後45)20阿部文一朗、29 小井手翔太→(後16)9竹村栄哉
FW:11 氏原良二→(後13)25鈴木孝明、27 新居辰基

土曜日はヤマカサが終わった次の日であり、ハカタの街は祭りのあとであったはず。しかし、ハカタの森に集まった13069に人の観客の大多数(サガンモンは200人くらいかな・・)はお祭り状態であったようだ。

開幕戦でつまずいたサガン戦です。前半終了間際にカワシマのビューティフルな(?)左足で先制しながら、たしか後半のCKから追いつかれたはず。そのキッカーは10番ミヤハラ。ヒガシの時代では同級千代反田と世間を圧巻していたのであるが、ナゴヤからアビスパと不遇の時代を過ごす。
アビスパのキョーヘイが兄とも慕う天才であるが、ことアビスパ戦にかける思いは人一倍であろう。

試合前にアリミツがサガンの29番に歩み寄る。ほ〜、調べてみると東海大五時代のチームメイトなんですね。81年生まれなので、キョーヘイとも同級生対決をしていた「連中」なのでしょう。

さて、試合です。
20節ヴォルテス戦の時に、コノ偏狂サイトで指摘をしたことをキチンと修正してきたマツダクンである。
アビスパのFWに注目してください。アリミツとタナカユースケ、ともに175センチくらいのスピード系であり、「電柱」ではない。ポストプレーが出来ないポスト役はいらない、と言い続けてきた管理人の好む人選です。
当然の如くパスが回るアビスパの姿があった。
いーですよ、これは!
両サイドバックもいいですね。
左からアレックス、右からナカムラホクトが攻めあがる。しかも、ハーフラインを過ぎてからは急激にPエリア中央のバイタルエリアを目指している2人です。Pエリア角からコーナースポット付近にかけては、FW2人とMFではコーヘーとキョーヘーの2人が入れ替わり立ち代りで走りこむというのが約束事のようにテンポの良い攻めが続きます。

20分、27分とナカムラホクトがバイタルエリアでボールを受けてシュート!
完全に攻撃的MF役である。

すぐそのあとにキョーヘイが右コーナー付近に走り込む。アビスパの10番の危険性を知るサガンの10番が追う。すり抜けようとするキョーヘイを押さえてファール。
このセットプレーから先制点が生まれた。
蹴り手はアレックス、CK的位置からの速いボールがゴール前へ送られ、そのボールをヘッドで決めるアビスパの攻撃です。なんと、ヘッドは165センチのナカムラホクト・・・。
196センチを筆頭とするアビスパの電柱陣はコノプレーを見習わなくてはいけない。
ボールが来る前に小さくでもフェイントを入れてからボールの来る位置へ体を移動させる。たったこれだけでフリーでボールを触れるのです。己のガタイだけを頼んではイカンのですよ。

いつものように先制をするアビスパであるが、いつものように追いつかれるのもアビスパ。
左CKを蹴るのはミヤハラ。コノ左CKは、最後までアビスパを混乱に陥れていた。
こちらもDFのヤツダ君です。82年生まれで柳川出身。柳川からならアビスパよりもサガンの方が断然近い。筑後川をはさんだ地元の選手なのでしょう。敵ながらエールを送るとしよう。

前半0−0。

後半もテンポの良い攻めが続いていたのであるが、マツダクンは魔がさしたように電柱起用のカードを切る。
オータである。
しかし、管理人の不満顔の直後に2点目は生まれていた。
キョーヘイが電柱を標的にしてアーリークロスを送る。ヤクルトほどのジャンプもできないオータの頭を超えてムコウサイドまでボールが送られると、そこに飛び込んできたのはタナカユースケであった。右足アウトでボレー気味にシュートを放つと、逆サイドのポストに当たってからゴールインをするという、ワールドカップ的なゴールである。
マツダクンの選手交代は、結果的には結果が出るという、管理人が頭を下げなければいけない采配であった。

しかし、すぐに追いつかれるのは相変わらずである。
これも10番が絡んだプレーからの同点ゲキ。

2−2になってから、特に終盤にかけてはサガンの勝ち試合でもおかしくないという危ないものだった。

攻勢を続けるサガンであったが、90分を回る頃には、「勝点1でも構わない」という意識が働いたのであろう。
ココまで危険なにおいを発し続けていた10番を交代。時間稼ぎと顔見せハイライトを演出したつもりだったのかもしれない。
ロスタイム3分も、ドッチかといえばサガンペースで試合が続く。アレックスのつまらんもあり、ホントに時間は無くなってしまう。
ロスタイム表示の3分を45秒も過ぎて、時計が4分を経過しようとしたときにコガオトウトのクロスがゴール前へ。ココで笛でも文句の言えない時間である。誰かが頭を出す。高くボールは上がり、ココでも笛のチャンスはあった。
しかし、未練がましくもボールが相手のDF陣の裏まで弾んでいく。そこには10番がいた。

なんと、ロスタイムでの決勝ゴールだったんだ!
先輩10番はすでにベンチにいたのであるが、弟分10番はまだ試合をしていた。

大きな勝点3です。
アビスパにも、コノ10番にも。

すでに丑三つ時であるが、管理人の目はランランと輝いている。

偏狂AVISPA!