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偏狂Man-U!2004年10月25日(月)プレミアリーグ 9週
Man-U(2−0)アーセナル
我がMan-Uは、リオがDFラインに復帰して以来失点は少なくなったが、代わりに得点力が無くなってしまった。
対するガンナーズは、今日でリーグ50試合連続負けなし記録を作ろうかという、恐ろしいチームである。
昨年度の遺恨試合で、ヴィエイラ+DF陣の出場停止という逆境を見事に跳ね返したからこその結果であろう。
その「強さ」は賞賛に値する。
ココまで9試合で、Man-Uは勝ち点14・得点9・失点7。対する今王者は、勝ち点25・得点29・失点8。
DFラインは同じくらいの安定度であるが、明暗がはっきりと分かれているのは「得点力」。9試合で「9」のチームと、同「29」とは・・・。
1試合平均で3得点以上上げているという異常な状態。チームごとモンスターである。
しかし、今日の昔王者は違うと信じている・・・。

Man-U
GK:13ロイ・キャロル
DF:2ガリー・ネヴィル、5リオ・ファーディナンド(C)、27シルヴェストル、4エインセ
MF:7C.ロナウド→(86゛)14アラン・スミス、3フィル・ネヴィル、18ポール・スコールズ、11Ryan Giggs
FW:10ルート・ファン・ニステルロイ→(91゛)9サハ、8 W.Rooney

アーセナル
GK:1レーマン
DF:12ローレン、23ソル・キャンベル、28トゥレ、3アシュリー・コール
MF:4パトリック・ヴィエイラ(C)、17エドゥ
  8リュングベリ、9レイェス→(71゛)7ロベール・ピレス
FW: 10ベルカンプ、14アンリ

なんと、親分不在のMan-Uである。
ウイルス性の風邪らしいが、それよりも第2及び第3キャプテンはどうしたのか!
Giggsもネヴィル兄ちゃんも出ているのに、なんとキャプテン・リオ!
時代が変わりつつあるのかもしれませんね。

しかし、今日の戦術は「リオ」だった。
Man-Uの攻撃は、相変わらず単調。右からの香車、クリスティアーノ・ロナウドのドリブルのみ。
突っかける相手はアシュリー・コールである。
開始3分からすでに胸突き八丁状態。
対するガンナーズの攻撃は、実に多彩である。
強力4バックを後ろにしている為か、安心して中盤が押し上げる。エドゥとヴィエイラが中盤の底役だが、ヴィエイラのアドレナリンとリベンジ精神は自らを攻めの位置に押し上げる。
この大将を中心にレイェスとリュングベリが、右に左にタテにナナメと縦横無尽の動きをしている。
そしてベルカンプ。この男のインステップの浮きダマ処理を見るだけで入場料分の価値があるようだ。ホントに「ウマイなあ」と感心させられる選手です。
残るはアンリ。うーん、僚友ダンディー・ピレースがいないからか、「フィット」していない感じがあった。
Pエリアの2ヤード中までは完璧に押し込んでいくのであるが、ソコから先には「リオ」がいた。

前半の終了間際から試合が荒れ出す。
アドレナリン爆発状態のA.コールがとうとう!。たて続けにネヴィル兄弟がゲット!
審判は大忙しになってきた。

押し気味のガンナーズをコトゴトクはね返すのは、リオとロイ・キャロルである。
前半終了間際には、キャプテン・リオがアンリにうしろを取られて、GKキャロルとワンonワン。この決定機を逃したのが、最後まで響くガンナーズであった。

ハーフタイム
もう少しでキレル寸前のA.コールにトドメのドリブルを突っかけるようにC.ロナウドに指示をするファーディナンドである。
しかし、ヴェンゲルもシタタカだった。エドゥをA.コールのカバーにつかせて、2人でC.ロナウドに対応するように。くれぐれもあのワカゾウの挑発に乗らないように、と強く注意する用心深さだった。
(以上偏狂管理人のアテズッポウ的予想である。)

ガンナーズの後半立ち上がりは見事だった。
荒れ気味の試合を見事に調整して、冷静にファイトし始める。うーん、強いはずである。

ファーガソンは、右のC.ロナウドと左のGiggsを交代。しかし、効果はなかった。
ごちゃごちゃのゴール前までは攻め込むガンナーズであったが、「守りの戦術はリオ!」は、徹底していた。エインセも今日は自重気味で、静かにファイトを続ける。
チーム全体がイラッチし出すガンナーズである。ヴィエイラが!。またまた主審が忙しそうにし始めた。
ヴェンゲルはピレース投入。
まずい!
コレでアンリが復活すれば、Man-Uピーンチ! である。

しかし、まじめにファイとしていたMan-Uに神様は微笑んだ。
ココまでけっしてイイ動きとは感じなかった、RooneyがPエリア内に侵入。右に左とステップを踏んでソル・キャンベルを抜きにかかる。抜いた瞬間にキャンベルの長〜い足がからむ。Rooneyが倒れると、主審は迷わず笛を吹いた。
ガンナーズファンはおさまらない。ピッチ上の選手は、もっとおさまらない。またもや乱闘寸前まで行くのか!

PKキッカーは、遺恨試合でPKをはずしたルートである。
GKレーマンは、微妙に自分の右側を広くして誘いをかける。ルートが蹴る。レーマンは、その自らが仕掛けた広い方に飛んだ! ボールは狭い方に飛んだ。

吼えるルート!
昨年の呪縛を自ら断ち切った形のPKに吼える!
Man-U先制である。

怒涛のガンナーズ。
負けなければ、「リーグ50戦無敗記録達成」である。

ロスタイムは4分。
そしてRooneyがトドメを刺した。
サハ、スミスとわたって、ゴール前へ走りこむRooneyへ!
遺恨試合を知らない連中が決めた。

そうそう、日本時間はすでに10月25日であるが、現地イングランドはまだ24日である。
Rooneyは19歳の誕生日!
CLのデビュー戦はハットトリック!
移籍後のリーグ戦で初得点をメモリアルデイに決める強い星の元を感じさせるオトコですね。

「ヘッヘッへ!」 ガンナーズのリーグ無敗記録は、「49」で止まった。

MVPリオ、殊勲賞Rooney、敢闘賞はC.ロナウドに競り勝ってGKロイ・キャロルである。

偏狂ManU!