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偏狂Man-U!2004年10月16日(土)プレミアリーグ 8週
バーミンガム・シティ(0−0)Man-U
ココまで3勝4分1敗とけっして悪いわけではないが、点が取れない。我がMan-U「9」に対して、好調アーセナルは「25」である。
ルート、サハ、そして今シーズンアラン・スミスにW.Rooneyを加えたアタッカー陣であるが、何故ゆえに・・・。

ホーム・バーミンガムはMan-Uと縁が深い面々がいる。
監督はスティーブン・ブルース。80年代から92年までMan-Uのキャプテンとして最終ラインで飄々としていたナイス・ガイである。その前から監督はずっとファーガソン・・・。
今日の赤いチームとは、ネヴィル兄ちゃんが少年兵の時代にパシリをさせられていたくらいで、あまり影響は無いかもしれない。
それよりもロビー・サヴェイジはネヴィル兄弟世代(Giggsや今は無きBeckham)の同級生。位置は今は無きニッキー・バット的汚れ役。ロイ・キーンからガンの飛ばし方、メンチの切り方、ドスの利かせ方などすべての「術」を伝授されている。
さらにドワイト・ヨンクは3冠達成の瞬間までアタッカーとして活躍していた。

バーミンガム(監督:スティーブン・ブルース)
GK:1マイク・テイラー
DF:4カニンガム、5アプソン、21グレイ、29メルヒオット
MF:7グロンケア→(HT")32ダレン・アンダトン、8ロビー・サヴェイジ、10デイビット・ダン、22ダミアン・ジョンソン→(94")2オリビエ・テビリ
FW:16エミール・へスキー、33ドワイト・ヨンク→(91")3ジェレミー・クラファム

Man-U(監督:未だファーガソン)
GK:13ロイ・キャロル
DF:2ガリー・ネヴィル、5リオ・ファーディナンド、6ウェズ・ブラウン、25クイントン・フォーチュン
MF:7C.ロナウド→(77")18ポール・スコールズ、15クレーベルソン→(59")8W.Rooney、16ロイ・キーン(C)、9ルイ・サハ
FW:14アラン・スミス、10ルート・ファン・ニステルロイ

おー、私の愛するへスキー君もこのチームにいたのか。もうひとつの赤いチーム(リヴァプール)からセントアンドリュースに来ていたとは知らなかった。青いユニフォームが板についており、すでにチームにもなじんでいるのかもしれない。活躍を祈る。

我がMan-Uの課題は得点力。リオが復帰するまではセンター・バックの安定性が問題視されていたのに、守備が安定してくると今度は得点力が無くなるとは、神様もイタズラがお好きらしい。

こりゃいかん!
いくら点が欲しいとしても、アタッカーを出せばいいということではなかろう。アラン・スミスにルートは良しとしても、サハまで出すとは・・・。
言ったはしから・・・。
サハはポスト的な役目であり、チャンスメーカーではない。Giggs不在の左サイドに位置はしているが何もできない。おまけにフォーチュンとの連携は最悪。左サイドからの攻撃力は「0」、防御も手薄でありバーミンガム・イレブンは当然コッチからの攻めが多くなる。

バーミンガムはドワイト・ヨンクとエミール・へスキーがきちんとFWしている。シュートは当然、ポスト役も完璧。さらに「動かんへスキー」が、ハーフウェーラインの後ろまで下がってきて守備もしている。なんという変身であろうか。
さらにデイビット・ダン。後ろにサヴェイジを従えているので、安心して攻めに重点を置くことができている。

対するMan-U。
C.ロナウドは好調にドリブルで仕掛けていく。ところがこれがアダになる。
Man-Uの攻撃は、右も左もサイドバックがサイドハーフを外側から追い抜かして行き、ピッチをワイドに使うことが非常に多かった。しかし、左は前述の通りまるで機能していない。そして好調C.ロナウドを擁する右サイドは、C.ロナウドがあまりにも速すぎるので、うしろからネヴィル兄ちゃんが追っかけるが追いつかない。必然的にサイドアタックはC.ロナウドのみである。

いくらC.ロナウドが1人、2人と切り裂いていってセンタリングを上げたとしても、一方方向だけをチェックしていればいいので、バーミンガムの守備は安定。Man-Uの2トップ+サハはポストにもなれないので、うしろからの攻め上がりの人数がそろわない。
攻めが単調、且つ薄い。

前半0-0。

後半、バーミンガムはアンダトン投入。
おー、スパーズの英雄は今シーズンからコッチにいるらしい。ウェンブレイでニッポンがイングランドと対戦した時に、右からアタックしていたアンダトンにお目にかかれるとは・・・。
対するファーガソンはさらに乱心である。
ボランチ(守備的ハーフ)を一人削ってRooney投入。Rooneyはすでにトップ下の経験もあるので純粋アタッカーとは言えないが、なんやらチカラずくの攻撃である。
それでも点は入らない。
77分、ファーガソン血迷ったか!
なんと、サイドアタッカーのC.ロナウドをP.スコールズに交代。これでMan-Uの翼は無くなった。中央からスコールズとRooneyがゲームを作ろうとするが、前にはルート&スミス、さらにはサハまでがダンゴ状態でバーミンガムのゴールを目指す。

ブルース監督は、ロスタイムに2人を交代させる念の入れようでゲームセット。勝機はバーミンガムにあったが、ちょっとしたツキが無く点には至らなかった。最後は勝ち点1狙いであったが、これは妥当な作戦でしょう。

ゲームセットと同時に、セントアンドリュースに集ったバーミンガムサポーターはやんやの喝采!
Man-Uは攻撃の仕方を根本的に考え直さないと、まだまだ苦悩が続きそうです。

偏狂ManU!