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イタリア(1−1)スペイン
BAGGIOファンならいいが、ユーロ本大会を迎えて大事な時期のアズーリです。
ユーロにBaggioを連れて行くならテストマッチでもいいが・・、
なんて無粋なことを言わずに純粋に拍手を送ろう。
都市国家であるイタリアは、なかなかひとつにまとまることがないようだが、コノ男が入ると別格です。
40,117人でいっぱいになるここジェノバのルイジ・フェラ-リスというスタジアムは超満員。
イタリア
GK:1ブフォン→(46")12ペルッティ
DF:2パヌッチ、5カンナバロ(C)→(46")14フェッラーリ、6マテラッティ、3ザンブロッタ
MF:4ペロッタ→(46")23アンブロジーニ、8ピルロ→(76")13ネルヴォ、7フィオーレ→(76")18ステファノ・ディアナ、11ディ・ヴァイオ→(66")19ファヴァッリ
FW:10Baggio→(87")ミッコリ、9ヴィエリ★→(76")20コッラーディ
スペイン
GK:1カシージャス→(79")12カニサレス
DF:2M.サルガド、6エルゲラ→(85")19ヴィジャール、5ホアニート、ラウール・ブラボ
MF:4シャビ・アロンソ、8アルベルダ→(46")15シャビ、11エチャベリア、10ビセンテ→(46")17ホアキン
FW:7Raul(C)→(46")16ヴァレロン、9モリエンテス→(46")14フェルナンド・トーレス★
なんか違和感のある始まりだ。
キャプテンがカンナバロではないか。
Raulとのペナント交換をするBaggioの姿を期待していた管理人にとっては少しだけ残念です。
立ち上がりからスペインもアグレッシブだ。
モリエンテスとRaulの帝国コンビが復活した無敵艦隊は、Baggio引退興行なんておかまいなしのガチンコ状態です。
帝国の一員エルゲラがCKからのこぼれでネットを揺らすがオフサイド!
いいですー、こういう真剣的勝負は緊迫感がある。
Baggioは自然体で中盤のタメを作りながらディ・ヴァイオやワガママ・ヴィエリを操縦する。
特に後継者ピルロへのパスは丁寧だったように感じる。
前半の最後の方には自らのヘッドでゴールも狙おうかとするが得点にはならないが、会場はヤンヤの大喝采!
そして後半が始まった。
お〜!
キャプテンマークがBaggioの左腕に巻かれている。
この姿こそがコノ男の定型版です。
いかん、涙腺が・・・。
両チーム大幅にメンバーが代わっていくのだが、Baggioの勇姿はまだまだ続く。
しかし、先取点はRaulに代わったAマドリーの若きキャプテン・フェルナンド・トーレスだった。
オフサイドギリギリに合わせるヴァレロンも帝国の2トップの交代組で、前半と後半のどっちのアタッカーを使うのか監督も頭が痛いところである。
直後にヴィエリがヘッドで返す。
1−1の同点である。
Baggioの見せ場はゴール前のFKだった。
残念ながらGKカニサレスの正面だったが、セットからキックまでの「間」にしばし観衆は酔う。
三振しても拍手喝さいだった中西太やチョーさんなんかと同じ感覚です。
残り時間わずかなところでお役ゴメンの交代。
会場は感動のスタンディングオベイションでBaggioを讃える。
ひとつの時代が終わっていくようだ。
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