会場案内

 ホームスタジアム

 独り言ブログ

 偏狂アビスパ!

 偏狂Man-U!

 偏狂Baggio!

 偏狂観戦記

 偏狂迷場面

 管理人選手票

 連絡先

偏狂Baggio!2004年2月1日(火) セリエA 19節
ブレッシア(1−0)ローマ

ミランに首位の座を渡したローマとすれば、敵地ではあるが勝点3をキッチリ欲しいところ。
2節で5−0と、文字通り粉砕した相手だけに、その思いも当然である。
ホームのブレッシアは、前節のミラン戦で左ひざをケガしたBaggioは欠場。
愛弟子ピルロとの接触プレーだっただけに文句は言えない。
さらに、移籍シーズンの間際でフィリーピー兄弟がパレルモへ離脱。
ブレッシアとすればBaggioなきあとのことも考えなくてはならない大事なところ。
いろいろ言っても3連敗だけは避けなくてはならない。今日のマリオ・リガモンティも最高潮に燃えている。

ブレッシア(4-4-2)
GK:22アリアルディ
DF:4ペトルッツィ(C)、32ディ・ビアッジョ、16マレーコ、20カステリーニ
MF:26バキーニ、7ブリーギ、8マトゥザレム(85分:14コレア・ロドリケス・アレハンドロ)、6マウリ
FW:29カラッチェロ(77分:2スタンケヴィチウス)、11デル・ネーロ(63分:21コルッチ)

ASローマ(3-2-3-2に近い3-5-2)
GK:22ペリッツォーリ
DF:2パヌッチ、19サミュエル、4ギブ MF:17トンマージ(89分:34コルヴィア)、11エメルソン
   30マンシーニ、10Totti(C)、8リマ(77分:27デ・ロッシ)
FW:18カッサーノ、23カリュー(63分:21ダゴスティーノ)

開始早々からブレッシアはアグレッシブだった。
ホームなので当たり前なのだろうが、チーム力としてははるかに格上であるはずのローマに対して臆するところは何もないようだ。
ボールが落ち着いてくるとローマの攻撃に迫力が増してくる。
しかしこの日のローマは、とにかくパスミスが多かった。
せっかく攻めるのにリズムが乱れる寸断プレーだった。
それでも立て続けのCKからの攻撃で、タワープレーヤーであるカリューをおとりにしてサミュエルの頭に合わせてくる。
40分くらいには、セットプレーではなかったが、サミュエルがゴール前からヘディングシュート!
入らない・・。

対するブレッシアは、最後尾ボランチであるディ・ビアッジョが大活躍。
前節は累積で休んでいたが、コノ日はBaggioの分までチームを引っ張らなくては、という気持ちが強くあったのでしょう。
いぶし銀にプラスして、桂馬的に神出鬼没のボールカットを行う。
左にTotti、右にカッサーノが流れることが多かったが、CBの位置から本来のボランチの位置まで、幅広い位置をカバーしている。
ローマのパスミスが多かったのもあったかもしれないが、それを誘ったのは、ディ・ビアッジョとマトゥザレムの運動量だった。

そして前半終了間際の43分。
マウリからのスルーパスに飛び込むデル・ネーロ!
たまらずサミュエルが引っ張ると、主審は迷わずPKをジャッジ。
蹴るのはバキーニ、GKペリッツォーリの脇をすり抜けて先取点はブレッシアだった。

後半は、マウリとパヌッチ、カステリーニとカッサーノ、マトゥザレムとTottiとイザコザが絶えずに荒れてきた。
しかし、老獪ディ・ビアッジョは、Tottiもカッサーノも小僧扱いで大活躍。
兄貴分Tottiがマトゥザレムにやられたときには、弟分カッサーノが激しく詰め寄るが万事休す。

結局両チームのCBの明暗が試合を決めた感じだった。ローマとしては、せっかく試合の主導権を握っていたが痛恨の黒星。

MVPはもちろんディ・ビアッジョである。

偏狂Baggio!