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偏狂Man-U!2003年11月11日(火) プレミアリーグ第11週
リヴァプール(1−2)Man-U
アンフィールドでの宿敵の戦いですが、誰かが亡くなったようで、試合前には黙祷が捧げられます。

前半の途中まではリヴァプール攻勢です。左からハリー・キューエルが切れ込むと、すべてがチャンスになるようですが、Man-UもファーディナンドとシルベストルがCBで頑張っています。リオーウェン不在のヴァプールFWでは、頼りはエミール・ヘスキーなんですが、なにしろコノ男は汗をかきたくないようで、あまり動きません。コノ動かないのが彼の魅力であり、そこから決定的な仕事をすることがあるのが、さらに彼の魅力です。そう考えれば絶好調のヘスキーでしたが、今日は動きと共に仕事もお休みでした。

前半に目立ったのは瞬間湯沸かし器的なアクションが多かったはずのスティーブン・ジェラードです。あのジェラードがキャプテンマークをつけ、チームに規律をもたらそうと懸命に檄を飛ばしていました。時として我を忘れてしまうアノ彼がチームメートに指示をしている姿を見ると、なんだかうれしくなりますね。

前半は0−0でしたが、均衡を破ったのはGiggsでした。左のタッチにいたかと思えば、右のタッチにもいる今日のGiggsでしたが、このドリブラーがドッピエッタ(2得点)を演じたのです。どちらも右側サイドに位置を取っていてからの左足でした。コノ男が自由というスペースをもらえば、鬼に金棒、Giggsにゴールゲットです。

前節はフルハムに、いやイナモトにケチョンケチョンにされたMan-Uでしたが、アウェーの、それもアンフィールドでの貴重な勝ち点3ゲットでした。

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