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偏狂Man-U!2003年10月23日(木) UEFA-CLカップE組第3節
Gレンジャーズ(0−1)Man-U

昨年度のスコットランドとイングランドのプレミアリーグのチャンピオン同士の戦いである。場所はグラスゴーのアイブロックス・スタジアム。街の中にある煉瓦造り風の建物らしい。だいぶ前になるが、セルティックとのダービーで一度来たこと(我が家のスタジアムですが)があるはずだ。

ここまでレンジャーズは1勝1分で勝ち点4、Man-Uは1勝1負で同4。解説の八塚さんの話では、両チームにはいろいろ接点があるとのこと。監督はアレックス・マクレイシュとアレックス・ファーガソンと、どちらもファーストネームがアレックス。親子(もちろんファーガソンが親父ですよ)ほどにはなれた年の差だが、どっかで監督と選手の時代があったらしい。つまり師弟関係にあるとのこと。それと、ファーガソンは67-68シーズンにはレンジャーズで選手としての経験もあり、しかも国籍(FA籍)はスコットランド人であり、このスタジアムには思い入れもあるであろう。
ファーガソン曰く、「我がMan-Uと、マクレイシュのチームがそろって勝ち上がることが望みである。」と。

試合開始からヒートアップ状態。仕切る審判は、カードやホイッスルを乱発することでゲームをコントロールしようとしない、私好みのフリスクさんであるが、開始早々イエローカードだ。しかも、これも私好みのオシェイが後ろから気味のタックルで、これは仕方がないだろう。しかし、ココからはゲームを流すことが多いが、必ずその場面にはフリスクさんが駆けつけているので、両チームの選手には文句が言えないゲームコントロールである。

開始5分に早くも試合は動く。右サイドを兄貴の前でMFしている(いわばベッカムの位置)フィリップ・ネビルが、らしくない(失礼!)ドリブルでバイタルエリアに進入、相手のタックルをボールでなぎ倒しながら構わずシュート。これがサイドネットに転がって、先取点はアウェーのMan-Uだった。

両チームのポゼッションは、ほとんど互角。しかし、この日のGiggsはすごかった。切り返しで抜いていくドリブラーが、さらにスピードで仕掛けていくのだから、特にレンジャーズの右サイドは大変だったであろう。

後半の立ち上がり10分はMan-Uショーだった。幾重にも攻めがかり、レンジャーズDF陣が必死でクリアするが、入れ替わり立ち代り攻めるセメル。しかし、これを耐えたレンジャーズも猛攻。GKとの一対一をファーディナンドが横から足を入れなかったら、GKハワードの攻守がなかったら、もう50センチのツキがレンジャーズの攻撃にあれば、3点は入っており試合はひっくり返っていた可能性もあった。

ロスタイムは3分、レンジャーズも必死に攻めるが、願いかなわずホイッスル。ベッカムが抜けて、長距離展開の正確性はなくなったが、特出したスターがいなくなり、チームの一枚岩的な結束力は高まっているようだ。キャプテンのロイ・キーンの顔つきにも精悍さが戻っており、我がMan-Uは万全である。

偏狂ManU!