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偏狂Baggio!2003年9月22日(月) 2003年セリエA第3節
ブレッシア(4−4)レッジーナ

得点
ブレッシア:ディ・ビアッジョ8、フィリッピーニ52、カラッチョーラ52、ペトルッツィ85
レッジーナ:中村20=PK、72=FK、ボナッツォーリ36、ソッティル62

逆転、逆転、再逆転の末、終わってみれば両チーム勝点1というお疲れさん状態。
せっかくのBaggio開幕試合だったが、自らの開幕を演出することが出来なかった。
常に主役の位置にいながら、最後の最後で悲劇性を伴うという、いかにもBaggioらしい(?)試合だったかもしれない。

1998年の準々決勝フランス戦以来のチームメートとなるディ・ビアッジョの今シーズン初ゴールをお膳立てをするCKで、「Baggioショー」の始まりかとも思ったが、シュンスケが流れを断ち切る。
喜ぶべきか悲しむべきか、複雑な気持ちである。
自らのスルーパスでディミケーレが倒されてPK。
実はココまではチームの信頼はまだ無かった。
少し前に自分が倒されて得たFKは自分で蹴ったが、同点に追いつくシーンは右CKから。
本来の蹴り手はシュンスケのはずだが、蹴ったのは別な人。
しかし、結果的にはこれが良かった。
CKがこぼれたところのバイタルエリアにいたのは、本来CKの位置にいるシュンスケだったから。
蹴るのは「俺だ!」とばかりにPKスポットを占領するが、難なく決めて同点(20分)。
最初の逆転(36分)も起点はシュンスケ。再逆転もシュンスケの直接FKと、伝家の宝刀の切れ味よろしくネットを揺らしたシーン(72分)は圧巻だった。
しかし、悲劇性を持つのもよく似ているニッポンの10番だ。
3−4と再逆転して、「これでもう大丈夫」とばかりに交替(78分)するが、追いつかれて(85分)勝利の立役者にはなれなかったのは残念だ。

それにしてもBaggio。
痛恨のPK失敗は後半35分。
いつもよりステップが早いかと思いきや、蹴り放たれたボールはネットを揺らさない。
セリエA200ゴールまであと「7」と、微妙な数字を残している現役生活。
1試合1試合が、自らの骨を削り肉を削いでいくような36歳。
大きなケガをすれば、「即引退」という方が現実性が高そうな雰囲気があるが、なんとかいいシーズンを送って欲しい。

さらにブレッシア。
前節トティにズタズタにされた(5−0)守備陣を立て直さないと、3節にして失点10とはひどすぎる。
昨シーズンもビエリにケチョンケチョンにされた(2002年12月1日インテル戦4−0)あとから、見事に守備陣を立て直して連続負け無し記録を作ったのだから、やればできる。
しかし、時の監督カルロ・マッツォーネは今はいない。
大丈夫だろうか。

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