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偏狂Baggio!2003年5月10日(土) セリエA第32節
ブレッシア(1−0)ACミラン

リーグ戦も残り3試合、勝ち点を積み重ねて残留を確実にしたいブレッシア。
対するACミランは、スクデットには届かないが、インテルとの2位争い勝ち点差2を考えると確実に勝ち点3を狙いたいところか。
ブレッシアはマットゥザレムをイエロー累積で欠く以外は、ほぼいつもの通り。
ミランは、DF陣がマルディーニ、ネスタに代わりホッキジュニオールにラウルセン、中盤にレドンド、FWにリバウドとトマソンという顔ぶれ。
14日のCL準決勝ダービーを睨んでの布陣です。

立ちあがりは、予想通り勝ち点3を狙っているミランが、アウェーという不利な条件かにもかかわらず前がかり。
そのジャブをうまく凌ぎながら、チームのファーストシュートをBaggioがミドルシュートを放つとブレッシアに流れが傾きます。
ぺップことグァルディオーラから長いパスが出る、それをうまく察知してレドンドが防ぐ・・、 ン?このシーンてどっかで見たような気が・・、 おー、これはリーガエスパニョーラでのクラシコ、バルサとレアルのボランチ対決だ。
そうか、ミランの攻撃が機能しないのはレアル色のレドンドからバルサ色のリバウドにいいパスが通るはずはない??

後半始まってから、ようやくそのことに気がついたアンッチェロッティは、レドンドに代えてピルロ投入。
これでBaggioとの師弟対決が実現しました。
こうなると燃えるBaggioはやわらかいボールタッチがさらに丁寧に扱いだし、「見とけよ!」と言わんばかりの惚れ惚れするプレーの連続です。

しかし、今日のBaggioの敵はミランだけではありません。
主審コッリーナさんとなかなか息が合いません。
この最優秀レフェリーも好不調の波があるのではないかね。
なんとイエローカードとレッドカードを持たずにピッチに入っていたようです。
Baggioに対するホッキジュニオールのファールに口頭でイエロー宣言。
あとからカードを受け取って試合再開。
そのカードを使うのはBaggioからの測ったようなパスに飛び込むターレがPエリア内でダイビング? 
あきれるBaggioのうしろ姿は、ターレに出すイエローカードに無言の抵抗をしているようだった。

Baggioがボールに近づくと、左からセリッチ、中ではアッピア、右からはフィリッピーニと、「必ず来る」という信念を持っているように、Baggioをすり抜けてさらに加速しながら走ります。
そこに歩幅をあわしたようにボールが来るのですからシビレますわな。

こんな素晴らしい見本があるので、あの長身ターレがBaggioばりのやわらかいパスを前線へ、走りこむアッピアはBaggioばりのワントラップからシュート!
なんと対ミラン戦、16年ぶりという勝利をもたらす虎の子の1点で、マリオリガモンティは最高潮。

しかも残留!

偏狂Baggio!